壱岐の哺乳類
壱岐の生物(1977)に記録がある種(*印)から、壱岐自然塾で、現在までに確認できている種を記載
【翼手目】
コキクガシラコウモリ
(Rhinolophus cornutus)*
最も普通なコウモリであるが壱岐ではあまり多くはない。(1977年壱岐の生物より)
ヤマコウモリ
(Nyctalus aviator)*
まだ少し明るい内から非常に高いところを飛び回る。壱岐では非常に稀なコウモリのようである。(1977年壱岐の生物より)
アブラコウモリ
(Pipistrellus abramus)*
小型のコウモリで、人家の天井裏や羽目板の隙間などにいることもある。夕方に休んでいたところから這い出してきて飛び回る。個体数は少ないようだ。(1977年壱岐の生物より)
【げっ歯目】
アカネズミ
(Apodemus speciosus)*
山地にも住家近くの防風林などにも生息する。体長や体色は本土産と比べてほとんど変わりはない。壱岐では普通のノネズミ(1977年壱岐の生物より)
ホンドハツカネズミ(M.m.molossinus)*
人家に近い耕地によくいるが、しばしば人家内にも入り込んでくる。タンスの中にまで入り込んで害することもある。壱岐ではさほど多いとも思われない。(1977年壱岐の生物より)
クマネズミ(Rattus rattus)
住家性のもっとも普通なネズミである。尾が長くて、これで平均を取りながら船のともの綱の上を渡って船に侵入して、各地に運ばれるので、船着きのあるところならこのネズミのいないところはない。(1977年壱岐の生物より)
ドブネズミ(Rattus norvegicus)*
住家性の大型のネズミである。夏の間は野外、耕地などにいることが多いが、少し寒くなると人家に入ってくる。(1977年壱岐の生物より)
【食肉目】
ホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)
島内各地に生息する。フンは必ず決まったところにする。これをタヌキのためフンと言って、これを見つけるとタヌキの生息していることがわかる。ノネズミをよく捕まえて食べるので人にとって有益ではあるが、畑作物を荒らすこともある。(1977年壱岐の生物より)
ニホンイタチ(Mustela itatsi)
島内各地に生息してるが、属島(大島、長島、原島他)での生息は、調査が必要である。時々道を横切ることがあるので、人目にはつきやすい。飼育しているニワトリなどは被害受けることがある。島内での詳しい生態や個体数などは今後の調査が必要である。
【鯨目】
マイルカ(Delphinus delphis)*
壱岐の近海には普通なイルカである。(1977年壱岐の生物より)
生息数や生息域については、今後の調査が必要と思われます。
カマイルカ(Lagenorhynchus obliquidens)*
日本近海ではもっとも普通で多数生息し、対馬、壱岐、五島近海でも多数の群で回遊することがある。カマイルカの大群が通過するとアジ、サバ、イワシなどの浮き魚は皆無になるほどだといわれ、漁業に大きな害を与える。(1977年壱岐の生物より)
生息数や生息域については、今後の調査が必要と思われます。
オキゴンドウ(Pseudorca crassidens)*
壱岐近海にもよく現れる。主としてイカを食べるが、ブリやマグロも食害するので漁業にとっては大害がある。(1977年壱岐の生物より)
生息数や生息域については、今後の調査が必要と思われます。
シャチ(Orcinus orca)*
壱岐近海にもまれに表れる。大きな背ビレを海面につきだして泳ぐ様は実に壮観であるという。非常に高速で泳ぐ。性質は獰猛で勇猛果敢である。海産動物のほとんどを食害する。特にマグロ業者などはその食害ぶりに手を焼きながらも、全くの手の施しようがない有様である。(1977年壱岐の生物より)
生息数や生息域については、今後の調査が必要と思われます。
ハナゴンドウ(Grampus griseus)*
長崎県近海にはごく普通なイルカである。(1977年壱岐の生物より)
生息数や生息域については、今後の調査が必要と思われます。
スナメリ(Neophocaena sunameri)
2021年5月から半城湾で2頭の確認ができています。一時的な移住かと思われましたが、2026年1月現在、2頭は元気に半城湾を泳いでいます。